それはそれ
小学生の頃から "これなんの意味があんだ" と思うことがある。
先生 "では、この感想を発表してください。三人当てます!"
生徒① "とても面白かったです"
先生 "そうですね。どこらへんが面白かったのかな?"
生徒① "ケンジがゴリラと友達になったところ"
先生 "ふふふ、わかりました( ^‿^ )では、次の人!"
生徒② "おなじです"
先生 "同じはダメよ〜たとえ同じでも、自分の言葉で言ってください!"
生徒② "え〜、、じゃあ、ゴリラとカレーのところがよかったです"
先生 "うんうん、じゃあ最後の人!"
生徒③ "ケンジがすごく面白くて、ゴリラと友達になってよかったなと思いました!"
先生 "はい、ありがとう〜( ^‿^ )"
これってなんなんだろうな。
感想だし何が正解とかないんだけど、素直に同じ意見だった場合でも同じはダメとか言われる割に、ちょっと小細工した適当な感想なら合格なやつ。
たとえばの作り話コントだけどね、きっとこのナンセンスな例題を理解しきれる人って未来の自分ですら自信がないから解説させてくれ。
〈解説〉
まず生徒②が再度発表した時すでに感想が変わっている。先生の同じはダメよという規制のせいで。
そして生徒③は自分をモデルにしてみたが、ひねくれたあたしの言いそうな答えだなと我ながら感心する。
このように、生徒②と③はほとんど馬鹿らしい発表をこなしているため "なんやねんこの時間" という気持ちにさせられる。
言いたいことは、"これはこれだし、それはそれ"
ーーーーー以上2018/11/19、以下2018/12/5
これを読んだ未来の自分は、クエスチョンマークが300個くらいついてると思うわ。
2週間前に書いて下書き保存されてたこの文章を、すでに今のあたしには理解できない。
「小学生の頃から思ってたことが〜」とか言ってるけど、たった2週間で忘れてしまうようなことを本当にそんな頃から感じていたのかとすら思う。笑
いやーこのビビるほどナンセンスな例をあげて、結局言いたいことが「これはこれだし、それはそれ」?!やばいな。。。笑
でも多分、なんとなく思うのは、同じじゃダメと言われる社会になりつつあるけどそれでも同じ意見を持つ時ってあるし、そんな場合すらも否定するような人のいいなりにはなるなって言いたかったのかな。と思う。
ファッションはもちろん、就活の面接や個性を出さないと埋もれてしまうような世の中で、SNSで同じような発言をしただけで著作権法違反なんて騒がれてしまう世の中で、この世に何億の人間がいると思ってるんだよと思うことはあるね。
何も個性を出すなとか、思考をパクれって言いたいんじゃなくて、無理して"人と違う自分"を演じているといつのまにか本物の自分が消えちゃうかもしれないからね。
まぁ人と違う自分を演じてる自分も本当の自分だけどね。
そんなことを2週間前の自分は思ってたんじゃないかなって、今の自分は思います。どうかなー汲み取ってあげられたかなー。笑