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To be on earth ( ˙ω˙ ) ちきゅに生まれた宇宙

無題



今じゃちょっと考えられないんだけど、


私は小学校1年生の時、実の父とドライブ中に『そこ、工事してるだろ?あれ、税金の無駄遣いだから。お前はな学校で大したことを教えてもらってないんだよ。本当に勉強しなきゃいけないのは社会で起きていること全てだからな。』という衝撃的なことを教えられた。

そして翌年、おばあちゃんとマレーシアのゴミ山で暮らす人々のドキュメンタリーを観た時。
観おわって、私は号泣していたらしい。
そして、この子たちにお腹いっぱいご飯を食べさせてあげたいと、それだけ言ってまた 号泣したらしい。
自分より年下のあまりにも衝撃的な生活にひどくショックを受けた。


7歳で自分の環境がいかに恵まれていたか気づく。





それから10年経ち、勉学も経済力もそこそこついた頃に(7歳の時と比べてという意味)セブでストリートチルドレンに初めて会う。
ストリートチルドレンのいない世界が1日でも早く訪れるべきなのはわかってるのに、


ずっと会いたかった、と言って握手した。





それくらい自分の中で大きな存在の彼らはもはやストリートチルドレン様という感じ。
この感覚はうまく説明できないけどきっとほとんどの人が理解不能だと思う。笑







あたしの記憶力って凄まじいほど悪い。酷すぎると言った方が近い。。
なのに、さっさと「現実」を見ろと言わんばかりの父から言われてきた言葉と、初めてソレを見た時の衝撃はしっかり記憶してるんだよね。

あたしの脳は、そういうことには反応する。逆を言うとその他は寝てるも同然。。

この異常に小さいキャパの脳は、今綴っている文でさえ明日になればすっかり忘れている^_^

人間そんなもんだ と、あたしの中では腑に落ちた。(いやもっと努力しろよ)

あれだけ大切に思っていた感情でも、あたしなら秒で忘れてしまう。笑(えない)

だからこうして、残すのだ。








セブでストリートチルドレンに会った時、あたしはもう、ほぼ観光者としか言いようがない立場だった。そこから彼らをどうしたって救えないことは、今となれば痛いほどわかる。

当時はほんとに甘かったぜ。
全っ然、なにも、わかってなかったからね。

もっと現実を知ってから行くべきだったとおもうけど、知ってたら行ってなかっただろうなとも、思う。




確かに子供達は遊んであげたら笑顔になる。けどそれは、一時的なものだという当たり前な事を知った。

"彼らの幸せのために生きる" 覚悟がなければ、一時的なそういう行為は偽善。(雑に言えば)

私が彼らの立場ならその行為は辛いんじゃないかと思う。

私たちのような外国人が来ては、遊んだり服をくれたりご飯を食べさせてくれたりはするが、1週間くらいもすれば自国に帰る。

そしてまた別の外国人が来る。自分たちの状況はこれといって変わらない。

そういうことが何度も何度も、何年も、何十年も続いて来たから、この問題は解決しないんだと思う。そして笑顔にさせてあげられるのは小さな子供達だけ。

もう、ある程度の年齢になれば、自分たちの置かれた状況に察しがついてる。

10代の子供達は、話しかけても見向きもしない(子もいる)。
悔しくて、悲しくて、あたしが泣きそうだったけど、彼らはもっと悔しい思いをして生きて来たんだと思うと、同情で悲しい涙を流すことはできないと思った。

結局、そこまで本気で考えることができてなかった。逆を取れば、これがきっかけであたしの一方的な気持ちだけでどうこうできる問題ではないことがわかったし、生半可な覚悟で行く場所じゃないこともわかった。

誤解されたくないけど、あたしは行ったからこう思ったわけで、行ったこともない人があたしのこの考えを見てじゃあ行くのやめよう。とは思わないでほしい。
そういうことじゃない。

行って、触れて、彼らの本当の感情を知ることは必要だと思う。

それで何を思うかは人それぞれだし、あたしでは思いつかなかった考え方を共有してもらえるのはすごく楽しい。








日本にいると、どこの大学?何学んでるの?歳いくつ?なんてよく聞かれるけど、向こうではそんなの全く聞かれない。

そこに価値を感じてないし、人間同士のコミュニケーションにそんなこと聞くなんて決まりはなくて、目の前にいる相手と目を見て話して向き合うことが大事なんだって教えられた。








みんなある程度の不幸とかをもって生きてると思うし、生まれつきの親とか国とか生きる場所とかは選べない。
そりゃそこそこの知識や財力が身につけば好きに生きれるかもしれない。でも、この子たちは生まれつきの環境がどう考えても恵まれてない。

“恵まれない子供達” とかいうフレーズ、見ただけで マジかよ、とか萎えてしまうしそういう言い方だいっきらい!なんだけど、笑

いくらその子たちの普通がそれだと言っても、人間にとって生きて行くのに必要な量の食事や水分補給もままならず、体を洗うことやあったかい布団の中で寝ることだってできない。

これが70億人いる中の1つの民族の人間だとして、生まれつきこうなので満足してます大丈夫です。なんて、思ってるわけないじゃん。

だからどうしたって生まれつきの環境は恵まれてないんだと思う。

けど、そんなの彼らにとっては当たり前の毎日で、「あー地球規模で言ったらうちら恵まれてないのね、うん、知ってる。だから?」
って言わんばかりの態度?はあった。

そんなこと気にして生きてられないんだろうね。

私たちなんかがいてもいなくても、本当に心から幸せそうに笑ってるの。

環境ってなんだって思ったし、彼らのメンタル計り知れんなと尊敬すらした。

それでも、彼らは同じ人間として生きていることに、プライドがあるんだと思う。

だから適当なこと言ってこの問題はまとめられないし、どうやってこのブログを終わらせようか正直、わからない。

最後にフィリピン、セブでの写真を載せる。
きっとすごく長くなってしまったから、ちゃんと伝えられてるかわからないけど、あたしの文なんて読まなくていい!

この写真を見て何か感じてくれたらこのブログは大成功だ!笑












YUI