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Here in the earth.

yusan

秋谷店舗閉店の節目となる日がついに訪れてもうた。

本当に急で、働いていた私でさえ知らされたのは1ヶ月前。びっくりしたけど、働き始めた頃からユサンの野望を聞いていたから常に予感がしていたのか、案外すんなり受け入れられたんだよね。

でもやっぱり、あの空間がユサンではなくなるのはすごく不思議で。

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そもそも、ユサンを知ったきっかけは未来と秋谷で遊んでた時に「このお店行ってみたいんだよね ! 」 と未来が言っていたからで。車で一瞬通っただけだけど外観にマジ惚れ、

その時ちょうど未来の地元、秋谷(大楠)がものすごくいいところだなあと思っていたから、そんな思い入れのある場所でこんな素敵なお店が…!という勢いからその日の夜にHPをチェックしたら、偶然にもアルバイト募集の項目が…

そして偶然にも大好きだったバイト先を、意思とは別に辞めざるを得なくなった時だったから、あぁこれは運命かなと。

そのアルバイト募集の詳細も、唯一無二な文才とセンスが際立つすごく魅力的な内容で。

経歴も国籍も年齢も、もちろん履歴書も、何にもいらない関係ないというもんだから、すぐに連絡したの。

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後から聞いた話だけど、その時一応自分の意思やユサンで働きたい目的的なのも書いたのだけど、その内容が「あのメールを読んだとき、38歳くらいの人だと思った。しっかりして落ち着いた文だったよ、ていうか18歳って本当なの?」

と絶賛していただいた?笑 ユサンから褒められるなんて素直に嬉しくてワキ汗半端なかったと思う。

初めて会ったとき、板前のカナさんと、デザイン、サービス他、全てを担うウミさんとあたしの3人でユサンのカウンターで3時間くらいかな、お互い"自分"を語りに語って、それは本当に濃い時間だったなあ。

有難いことに、その日のうちに一緒に働こって言ってもらえて、ユサンをサポートさせてもらうことになったんだよ。

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実際働いてみたら、お世辞抜きで超怒涛。笑笑笑

あんなに小さく穏やかで渋いホンワカした空間で、真冬に汗だくになりながらごはんを作る人が、美味しさを感動を分かち合おうと頑張る人がいるのだなと思った。

世の中こんな風に働いてる人がいるんだなと思った。

 

ご飯を作るとき、"おいしくなあれ" と、全てでその感情を持ちながら作るのって相当キツいものがあると思った。人間だから、忙しければ疲れるし、うまくいかないと焦る。ご飯屋さんで絶対思っちゃいけないのは、

"めんどくさい、どうでもいい"

そういう気持ちだと思った。

たとえ "無心" で作っていても、出来上がりは美味しい。それは そのご飯に関わったみんなにそういう嫌な気持ちが入り混じってないからだと思う。あぁユサンって素晴らしい。

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「しんどい」って言葉しかでてこないくらい疲れ果てた精神生体に、

どんな素敵な言葉やカッコいい言葉で表現しようとしても、「美味しい」の一言しか出てこないごはんを食べた瞬間、

この感動を味わずに死ななくてよかった。と心底思った。

 

ユサンの店舗営業が閉店と知って、駆けつける人が大勢いた。あの小さな小さな店舗で2時間待ちになるという異例な状況を受け入れる人が大勢いた。そしてこれが最後の晩餐という気持ちなのか、涙を流しながら食べる人もいた。わかる。凄くわかる。
涙を流すのは、溜まっているんだろうと言われたことがある。
もしそうだとしたら、そんな状態で、ユサンのご飯を食べた時は間違いなく号泣すると思う。

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そうそう、ユサンといえば天使がおるよであたしの中では有名なんだけど、2人のお子さんでまだ3歳なのだけどとっっても可愛くて儚くてよく笑う男の子がいるんだよね。あたしが出会った史上、見たことないくらいよく笑う。わがままも言わなければ泣きもしないし人見知りもない。初めて会った日はびっくりした。ユサンの宝。

そんな天使のような子に会えなくなるのが寂しいってのはあるな ! 

 

これからは不定期に会うことになるだろうけど、人気者だからきっとひっぱりだこでお仕事の依頼が入るんだろうなと思う。これからもyusanをサポートしたいし、なにより3人に会いたい。本当に歳を重ねるごとに、大好きな場所と人が増えるよな。
感謝の言葉をSNSで簡単にいうのがあんまり好きじゃない。でも、伝えられないのも辛い。から、結構言う。笑
だけどやっぱり、手紙や直接の重みは全然違うし、すごく残る。手紙はもちろんモノとしてというのが大前提だけど、直接何か言われた時、それが何気ない一言だったとしてもなんか残る時ってある。それは自分が奥底で意識し気にしていたりした事だからだと思う。残るのは、図星を突かれたからだと思ってる。 

 

朝5時前におきて往復4時間弱でユサンまで行き来して10時間近く働いて。それがたとえ1円にもならなかったとしても、ユサンで働くことに嫌な気持ちなんて全くなかったんだよなあ。

不思議だよね。"働く"って、ヤダヤダ! 大変大変! 忙し忙し! 思えば思うほど  働く 本来の魅力を低迷させてる気がする。

働いてなかったら、こんな美しい景色を見れなくて、こんな美味しいご飯を食べれなくて、こんな素晴らしい人に出会えなかったーと思うと働かせてくれて有難うという感情でいっぱいになるよ。

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この世界を創ってきてくれた歴史の人達は凄いと思う。
彼らがいなければ、こうして世界を味わうことも楽しむこともできないわけで。
今日がどんなに幸せな日でも、苦しくて悲しくて辛い日でも、その日1日が愛おしいと思えるように生きたいと思う。

ここまで繋いでくれた食の文化に歴史に、人に、敬意をもって感謝したい。
今は、地球にいる全ての人が未来を創っているわけで、いつか、未来の人から感謝されるような、そんな世界を創ることがあたしの夢。言葉こそ大袈裟にみえるけど、ユサンで一緒に作ったものや提供したものは、確実にあたしが思い描く未来のためになったと思う。

 

今日は本当に熱く語りすぎたと思う。

お風呂に入りながら書いたからテンションも上がってしまったのだと思う。

こんな自分を晒すのって何年やっても抵抗があるけど、生まれて死ぬ、その間をスッカラカンにするくらいなら全然イケる。

 

YUI

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