真似
周りを見て、何かの真似をして、成長していく。全人類、全生物に共通して言えるんじゃない?
歩くのだって、喋るのだって、ご飯を作るのだって、計算するのだって、本を読むのだって、何かを考えるのだって、
こうしてあたかも自分だけのオリジナルな言葉を書いてるようにみえるこの文だって、今まで見てきた何かしらから影響されている、または全く同じだったりもする。
小中学生の頃なんかはよく、
"ねえ真似しないでー"
"えー最悪〜真似されたからもうこれやめよ"
なんてことを思う子がいて普通だったよねぇ。
でも冷静に考えて。そういうあなたはそんな言葉を喋れるようになるまでにどれだけいろんな人や動物の真似をして生きてきたと思う?
だから生きてこれたんだよ😂レベル で考えてみたら、真似するのって当たり前でなんなら本能的にやっちゃうことだと思う。
うわーこれめっちゃいいなぁ!ちょっと真似しよう。 何この人のご飯超美味しそう、私も作ろう! この服かわいいけど高いなおい。自分で作ろ。
素敵な絵だなぁ〜写真撮って私も家で描いてみよう。 この人肌綺麗だなー持ち物までいけてるわ〜使ってるスキンケアとか全部真似したいな!
キリないけどね、あたしはいくらでもこういう経験ある。こんなの生きてく上で普通に感じることでしょって思うし、だからこれらに対してネガティヴな感想とか正直何もない。
それでもやっぱり、盗作とか真似すんなとか言う人っているんだよね。
で、あたしにもそういう意識が (真似する側として) あったことに4年前くらいに気づいてメモしてたのを見つけたからここで振り返って上書きしながら書き起こしてる。
あたしの場合は文章だった。
SNSに映画の感想を載せるつもりでキャストとかその映画についての情報を調べるついでにレビューをよく見てしまうんだけど、その中で心動かされるものなんかを見つけちゃった時に、えー、、これ書きたい。本当にあたしもそう思うし、この人の文章力めちゃめちゃ人の心に響く。真似したいなー、、、
って思ったりした後、全部真似すると書いた人とかそのレビューを見たことがある人に "バレる" かもしれないから、ちょっと変えよう。そんで要点はパクろう。みたいな感じであたかも自分が生み出した文のように堂々とSNSでレビューしたことがある。
他にも、雑誌の記事で面白いこと言ってる人見つけたらその部分を丸々ノートに書き写して、そこから自分が考えていたトピック(など、本家とは違うネタ)にそれを繋げたりする。
で、気づいたんだけど、こういうのって大体その記事全てを真似したいと思えるものってあんまりなくて。一文か一フレーズだけが最高にいかしてるんだよね。
だから全部真似する必要はいつもなかったの。でも、そのいかした部分がどうしてそこまで真似したくなるほどいけてるかっていうと2つあって。
1つはその言葉(または言葉の組み合わせ・使い方)を
生まれて初めてみたから。
それともう1つは、単純に全人類でその文を読んでもみんなが最高だなと思えるくらいシンプルに "かっこいいこと言ってる" から。
そんで真似するわけなんだけど、それがなんで "えー真似するのはずるいーやめろー" みたいに思われるのか、又は自分自身さえも "真似してしまった" 罪悪感が芽生えるのかっていうと、
歳だから!
なんかもうそれに尽きると思うんだよね。
だって3歳児に自分の考えた文章や描いた絵や作ったご飯やファッションを真似されてガチギレする人ってそんないないと思わない?
でも3歳児なら罪悪感も何もなく単純にいいなと思ったら速攻で真似すると思わない?
それの何が悪いのって思わない?
なんかこういう聞き方ってうざい?笑
まぁそう、だから真似したことがない人なんて絶対にいないし、(いたらどうやって生きてこれたのか how to 教えてくれ) あなたが今してるほとんどのことが何かしらの真似 (又は影響を受けて) で成り立ってることだと思う。
だからこそ今後誰かに知らぬまに真似されるだろう "自分" をそこそこに育てる必要がある。それから、誰に真似されたからって文句を言わない。くらいの貫禄を持っておく?笑
ちょっと何言ってるかよくわからないけど、この真似に対するあたしのイメージが少しでも新鮮なものであればいいなと思う。